命の大切さ。そのⅡ

そのⅠから続く   
本来、宗教者は、そういった進むべき道を失ったさくさんの魂に祈りを捧げる為に在るものなのではないかと、私は考えます。さまよう魂が増えすぎてしまった今、私も、祈っています。自分なりの方法で。人の命は、心の影響を多く受けるもので、心が大きく傷つくと、魂にも影響します。だんだん硬く小さくなって、鉛のような塊へと変化してしまいます。そうした魂を元の道に戻していくのも大変なことで、やはり宗教者や、肉親、そして大切な友達などの助けがいります。その友達は、人である必要はありません。大きな自然、それを内包する宇宙、小さな生き物達 etc...優れた芸術家も、己のパフォーマンスに魂を込めることによって、他の魂に感動という魂にとって大切なものを、与えることが出来ます。他人の心を意識的に傷つけようとしてしまう人も、実は自分の心にも大きく傷をつけているものです。本人も、きっとわかっているはずです。もし、たった今、そういった悲しい環境に身を置かれてる人がいるなら、自分の心の声を、もう一度よく確かめて欲しい。きっと、魂は、もっと輝きたい、もっと純粋になりたいと、小さな声で、しかも、はっきりと、訴えているはずです。
      ====おわり=====