ウクレレ栗コーダーカルテット

まず、聴いてみてもらわないことには、始まらん。で、これ。削除されてしまう確率高いので、おはやめに。

ウクレレ栗コーダー

ウクレレ栗コーダー

映像をご紹介した「ハイウェイ・スター」は7曲目に入っております。ま、なんといっても編曲が素晴らしい。ものすごく可笑しいんだけど、聴き込む度にちりばめられた仕掛けに驚かされます。リッチー・ブラックモアの速弾きが、こうなってしまうとは。。。
完成度からいえば8曲目、クイーンのカヴァー「ボヘミアン・ラプソディー」かな。
コーラス、バッキング、ヴォーカル、構成、全てが綿密に再現され、ロック史上最高峰とも言えるブライアン・メイによるギターソロが完全コピーになっているところが、また嬉しい。コーラスはトラックダウンのPAN(ステレオの左右の振り分け)までが、完全に再現されてるんだよ、もう笑っちゃう^^。
4曲目の「ウルトラセヴンの歌」も、Aメロの三連符の微妙なタイミングが完全に再現され、そういった細かいところがほんとに嬉しい。しかし、元の楽曲が素晴らしかったんだね〜と、改めて思わされる。間奏の生真面目さ、マイナーからメジャーへと盛り上がりながら変化するとこなんて、交響曲みたいだもんね。
究極の脱力感を味わえる10曲目「帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)」これ聴いてズッコケて大笑いしない人はいないと思うな。チューバかなんかの低音ブラスと、リコーダーの組み合わせ、そこにウクレレのコード弾き脱力バッキング。ウクレレってさ、ほら牧シンジさんが「ズンチャッカズンチャッカ」って弾いてたでしょ。あれやられるとさ、それだけで可笑しかったもんね。あの感じだね。
12、13曲目にジブリ名作から「となりのトトロ」「もののけ姫」がカヴァーされています。今回の演奏で、映画撮り直したほうがいいと思うな。もののけ姫での淡々と吹き揃えられたバックのリコーダーなんてさ、ちょっとマイルスの「ALL BLUES」なんかを思い出しちゃった。
さて、最後に大きな謎が残ります。9曲目「ガンダーラ」。なんとAメロが入っていない。。他のどの曲にもこの編曲構成は見られません。Bメロからおもむろにメロディーが入って、サビへと続いて行くんだ。こういった細かい仕掛けがさ、ほんとに才能感じるな〜。

さて、長々と書いてきましたが、一回聴いてみてもらわないと、なんだかよくわからないかな?^^。でもさ、こんな素敵なユニットが活躍し始めているなんて、日本もまだまだ捨てたモンじゃないと、感動した一枚でした。
     ===========おしまい===========