未知の科学?

オカルトはだめだと言いながら、矛盾を認めたうえで、予知について。

以前にこのブログで予知と予知夢の実体験を書いた。
一つは大学受験の究極の山勘の話。
一つは夢で見た競馬の通り買った馬券が当たった話。
http://d.hatena.ne.jp/haitei-makigai/20060706/1152195655

馬券のほうは、そういった経験をされた人が結構いるのではないかと思う。
俺が本当にその馬券を買った理由は、
レースが「第9レース」の馬番連勝「1番4番」一点に限定されていた事。
そうでなければ、買い目が多くなりすぎてしまい、買う気にならなかったろうと思う。
何故限定できたかと言うと、夢の中で20万とって喜んでいたのだが、
そこで「これはぬか喜びではいけない。」
と思って夢の中で新聞を見直し、レース番号と枠連ではなく馬連であることをしっかり確認したのだ。

さて、受験のほうだが、これには今でも大きな疑問がある。
直前に見た参考書は、何気なくではあるが自分の意思で見たのだけれど、
前日の友人が選んだ問題集からの出題は、
「友人が彼の意思で俺に解くことを勧め」、しかも
「問題の選択は彼の意思によるもの」
だった事なのだ。
自分の意思の選択ではないものが現実化するなんて、全くわけがわからない。
しかし、問題の一致が偶然などではないことは、かなりの自覚があった。

この経験をした当時は、俺は運命論者になっていた。
とりあえずこの大学に入ることは、運命だったのだと。
だけど、馬券のほうはその当時の俺にしては大金といえる額を手にしたという利益があったと思うが、
大学はやがて中退してしまうし、
その過程で水商売にはまり人生は転落を始め、
結局は高校の頃から付き合っていた女性とはかなり悲劇的な破局を迎え、
大学に入学したことが利益になったとは、必ずしも言えない。

ということは、
予知とは自分への利益・不利益には関係なく、
ただ単にその予知的ビジョンを感じる、ということになるのだろうか。

その後の予知夢としては、震災がある。
これも、何となくたくさんの類似経験者がいるような気がする。

阪神の時は、震災当日の朝、見た夢だ。
テレビ画面に日本地図が映っていて、関西方面(正確な場所はわからなかったが)の部分に、
真っ赤な丸印が集中して記入されている。
イメージは、地震速報で画面が切り替わったときに出る、丸に白抜きで震度が書かれた印が記入された日本地図。
殆どあのままだが、俺が見たのは無数のただ真っ赤な丸印だった。
で、目が覚めてすぐTVをつけると、
上空からヘリで街が映されていた。「阪神震度6」というようなテロップ。
街は火の手が上がっている。消火する気配が全く無い。
これは大変だとかみさんを起こした。
しかし、俺は東京在住で、直接何か被害を受けたわけではない。

そして、今回の関東・東北震災。
これは、今までとはちょっと違う。
たぶん5年くらい前から、繰り返し同じ夢を見てきた。
記憶は不正確だが、少なくとも10回くらいは見ている。
夢の内容はほぼ正確。何故なら、何度も、同じだからだ。

どこかの家の窓から、海を見ている。
砂浜の向こうに海が広がり、水平線と青い空。
きらきらと海面がきらめいている。
すると、どんどん水平線が上に盛り上がって行き、
こりゃなんだと思っていたら、あっというまに窓の下から水があがってくる。おしまい。

震災の報道で、釜石市が全面が盛り上がった海に飲み込まれていく映像を見て、
「あ、これだったのか。」
と、イメージが結びついた。
その、海が盛り上がるという不思議な感触が、同じだったのだ。

震災当日の行動。この時の不思議さも、長くなったが書いてしまおう。
概要は、以前に書いた。
http://d.hatena.ne.jp/haitei-makigai/20110312/1299906065
この記事には少し嘘がある。俺が電車に乗った過程、理由などをかなり省略している。
この日は勤務先の親会社で自社製品の展示会があり、
五人の社員のうち上司二人が世田谷区にある親会社に午後一番で出掛けた。
そして、これはめったにないことなのだが、社長が
「今日は暇だし、皆も帰って良い。」と言ったのだ。
やった〜と喜びながら、業平橋駅(現東京スカイツリー駅)付近で飯をくったのだが、
平日臨時休業の開放感から、ビールを飲んだ。
で、北千住に向かい千代田線に乗り換えるのだが、猛烈な睡魔におそわれており、
「そうだ、どうせ電車はがらがらだし、代々木上原まで行って引き返してくれば、ちょうど良い昼寝ができるだろう。」
そう考えて、帰宅する方面とは逆の代々木上原行きに乗って、寝たのだ。
で、代々木上原から引き返す電車に乗って、途中の赤坂で震災遭遇。このあたりから、以前書いたとおり。
そして、この後、オカルトに遭遇する。
浅草で銀座線を降りる時、ふと隣のドアを見ると、
なんとそこから、上司二人が降りてきたのだ。。。。。。。
上司二人は、なんと世田谷から渋谷を通過して246沿いを歩き続け、
やっと途中で動き始めた銀座線に乗ったのだという。
俺が赤坂で止まった電車の中で数時間過ごしている間中、彼等は歩いていたことになる。
いろいろな偶然のタイミングが全て重なり、
同じ電車に乗っていたのだ。。。。。。。

これは、本当にあったことです。
意味を考えることなど無駄ではあるのだが、
当日の会社の休業も偶然、普段ではありえない反対方向の電車に乗るという行為、
銀座線に乗ろうと決心したタイミング。

どれ一つ狂ってもなしえなかった邂逅。