受動意識仮説


これは本当に面白いので、是非ご覧頂きたい。慶応の授業風景かな?
説が正しいとか、間違いだとか、そういうこととは関係なく面白い。

5感から受け取る情報を脳が処理するのには時間がかかるので、
当然ですが現実とタイムラグがあり、
その調整の為に脳が色々な細工をしているということかな。
あなたが今この記事を読んでいるのは自分の意識(意思)の働きによるのではなく、
無意識の作用の数々の積み重ねによって既に決定されているということになるらしい。

あなたが感じている現実というのは本当の現実ではなく、
あなたの脳が認識した現実だということです。

特に視覚などは、
常に予知的世界を見せられているらしいぞ。

予知して認識を早めないと、
現実に起きている危機に対する判断も対処も間に合わない。

あなたが熱したフライパンに指を触れてしまうとしよう。
「アチチっ」と、
反射的に指を離そうとしますね。
視覚も反射運動も本当の現実とはタイムラグがあり、
「見て」「判断して」「指を離せと命令して」「指を離す」
全てに認識や運動までの時間が掛かっているので、
それでは反射運動とはいえず、確実に火傷してしまう。

ところがあなたは辛うじて「アチチ」程度で、火傷を回避している。

その時、脳がどうなっているのかというと、
何故か無意識の集合意思として、
「あなたがフライパンに指を触れることが前もって決定されており」
「その決定によって引き起こされる危機に対しての準備が無意識的に始められていて」
「現実を予測的に判断して」
危機回避行動としての反射を「間に合わせている」ということになる。

無意識の決定事項を、意識が追認している世界。
これがあなたの現実世界。

「空」

釈迦の哲学に近いらしい。

なんだかよく解らないが、
本当に面白い。

講義をしておられる前野隆司氏の本を図書館で3冊予約しました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
訂正(12月1日)
反射運動は脊髄反射なので、例の挙げ方として間違っていました。
まぁ、文脈の大体の雰囲気は合っていますが。
頭が足りなくてすいません。