アトリエ。。その2。

ガレージから車や自転車を出す時、それが僕の一番の楽しみでもある。
それは車や自転車に乗って、外部空間に至る道を、いつも君と一緒に辿るからだ。

奥のガレージから、1階の外周を掘って、建屋外部の道路へと接続させる道がある。トンネルと言ってもいいだろう。僅かに、エントランスに向かって上昇している。
下からの間接照明のみで非常に暗いが、ゆっくり走れば事故は無い。他に突発的な障害物が無いから。

ほんの僅かな上部への傾斜が、僕をいつも新しい気持ちで世界に導いてくれる。

トンネル内で僕達を見つめるカメラが、エントランスのシャッターを上げるタイミングを決める。

それは、僕の調整が可能だが、車が突っ込んでしまうことは、無い。ナイス・セキュリティー
脳波測定センサーが働いており、僕、或いは誰かが脳波無反応で猛烈な勢いで出口を突破する可能性がある限り、
非常用セキュリティーシステムが作動して衝撃緩衝されるが、時速60km対応なので、
それ以上なら、突っ込む。

あ、あんまり意味の無い説明だったが、結構重要なのだ。細部が必要。
衝撃緩衝システムの詳細については、いつか、どこかで、説明されるだろう。

ああ、気を取り戻して、自転車に乗った僕達が何処に向かうかと言えば、
週末を楽しむ為のイタリアン・レストランがあるのだ。

で、まだ続きはありますが、2回にわたってこんなことを書いてきたけど、

あなた、或いは自分、

何をしたいですか?

私はね、本当は宇宙と共鳴したい。完全に。しかしね、どう考えても、それはちょっと無理だね。

私は、ほぼ現実離れした夢想をしていますが、
あなた、どうします?
あなた、ホントに、何がしたい?

俺は誰かが20億くれたなら、この場所での生活で完全に満足するだろう。ありえないが。
多少は外部との接触は必要だろうが、金が解決してくれる問題だろう。
その問題を追及しないと、決して金の先にあるあなたの問題には辿りつかない。

さて、俺内部問題に移るが、
そのアトリエでの生活は、俺一人でも辛うじて可能かもしれないが、
さっきから書いているとおり、もう一人、誰かが必要な気がする。
自転車に乗っている、僕以外の誰かだ。そう設計しているのだ、この話は。
それは、プレーヤーではなく、大切な誰かなはずなんだ。
真っ赤なアウディーを買ったのは、僕じゃない。
ここから、大ロマンスが生まれるはずなんだが、ちょっと、書きながらしらけてしまい、
ほんとに、俺自身を考えるのは難しい。
金で愛は買えない。そう思いたいけど、でもね、買ってるよね、現実は。
愛のような、曖昧な愛。俺は、愛のある部分は買ってるな。きっと。

現実を買っている。

愛じゃない、何かは、買えないね。
何故なら、誰かが俺を買う事はできないから。
死んだ俺を欲しい人がいるのなら、それは俺の理解外で、切り捨てるしかない。
俺は、絶対に売らない。

ロマンスのみを、次回に続けられるか?俺はロマンチストだったのか?
ロマンスが大好きなのに、拒否したいのか?
ただの酔っ払いではないと、書いている現状は、そう思いたいのだが。。。。
俺は20億もらったなら、
今生活している自分の周囲の人から、現実の生活を切り離し、全員を
私のアトリエにご招待したい。
勿論、来たい人だけに、限定しますが。


====苦しいけど、次回に続く。。。。。。。=====