嘘つきとは、俺の事だ。

嘘って、とてもネガティブな印象を持ち、しかも嘘をつく側、つかれる側双方に、
やはり結果としてネガティブな影響を与えるものだと思う。

俺が問題としたいのは、
「自分に対する嘘。」のこと。

俺は基本的に、装った俺ではなく、ありのままの自分を誰かに理解してもらいたいと考えているので、
他人に対してつく嘘の量は、
想像でしかないけど、平均値以下だと思う。

嘘ってさ、自分だけは絶対知っているよね、真実を。
嘘をついたっていう事実を。

俺は、それを隠し通せる自信がないから、あんまり、つかない。
隠し通す為の労力を考えてみても、ちょっとつまらないし。
しかし、ばれてもへいっちゃらだという人もいるだろう。

しかしだね、
俺は他人に対して意図的な嘘を吐かない為に、
自分に対して、日々、大量の嘘をつく。

言葉だけじゃなく、表情、態度、全てを利用して、嘘をつく。

自然に見えるように装った嘘の笑顔。
別に不快だと感じているわけではないのに、相手にさりげなく誰かの不快さを伝えようとするイラついた態度。

考えていることとは真逆な、営業用のセリフ。

相手が俺の嘘を見破らなければ、それは嘘じゃなくなる。
だけど、自分は知っている。自分に対する嘘を。

俺は基本的に、そっちは仕方ないと、割り切って考えることにしている。

ただ、例えばギターを弾いているときなどの、全く嘘のない世界を俺は知っているので、

なんとか日々の大量の自分に対する嘘が、減少することを願っている。