木村 大

ザ・カデンツァ17ザ・カデンツァ17
さて、今回はクラッシック・ギターです。幼少の頃からプロの演奏家である父の教えを受け有名なコンクールでも優勝し、注目されていた木村 大さんですが、私はNHKトップランナーという番組で、初めて彼を観ました。速弾きには相当自信があるようで、他のジャンルのギタリストとも競争してみたいというような事を発言されてました^^。均一なタッチと物凄いスピード感は、呆気にとられる程で、弾いている所を観ていてもどうやって音がでてるのかさっぱりわからないくらいでした。A・ヨークという現代クラッシック・ギターの大御所作曲家が彼に惚れ込んで、彼の為に書き下ろした曲も収録されてます。
なんといっても”サン・バースト”がいいかな^^。これは村治佳織さんの演奏で車のTVCFで流れていたので、あ〜〜聴いたことある〜〜っていう方も多いと思います。ハーモニックスや高速のハンマリングオン・プリングオフ等複雑なテクニックのオンパレードで演奏されながら非常に透明感を感じさせる曲で、演奏者と作曲家の両方の才能の結晶であります。ここには収録されてませんが、京都を題材にした”三千院”という素晴らしい曲も、A・ヨークと彼のコンビで作られてますので、紹介しておきましょう^^
秋から冬にかけては、このアルバムのような内面に闘志を秘めつつ静かに流れていく音楽も、合うのではないでしょうか^^  終わり