読書の方法(速読法など、特殊技術を使わないものです)

 私は通常、文庫本の文字サイズで50ページを20分弱で読んでます。通勤電車内で往復40分、勤務の休憩時間に20分、ってことは1日150ページで、普通の文庫本なら2日で読みきることになります。集中すると、もうちょっとスピード上がります。
 で、もっと速く読む方法が、私なりにあるのですが、これは推理小説経済小説、論説文、など、全ての表現を読み尽くす必要のある本にはあてはまりません。
 それは、飛ばし読みです。これは、読み始めて「これは、ちょっと私には向かない本だった。」とか、「なんか、つまらんな〜〜。」という本に出会ってしまった場合、まぁ、せっかく買っちゃったし、もったいないから最後まで読むかっていう時に、いつも行う読み方です。
 本というのは、多数の人に読んでもらうことを前提に作られています。貴方が自分の気持ちを他人に伝える時、殆どは相手に話しかける事で、始まりますよね。コミュニケーションですね。本というのは、隣にいる人だけに話しかけるのでは無く、不特定多数の人に話しかけ、なおかつ買ってもらう、或いは借り手もらうという、とても困難な、著者と読者のコミュニケーションであるわけです。ってことは、本の中で重要な意味を持つのは、主人公(或いは著者)が、読者に向かって心理を語りかけている部分、又は、主人公が回りの人と会話している部分なので、そこに集中して読み、他の風景描写や、説明などを無視してしまうのです。その際、時間の経過を表す部分は、注意します。例えば、三年後とか、次の日とか、明日とか、その夜とか。。何故なら、本の中には、ストーリー固有の時間が流れているので、時間経過の表現を無視してしまうと、現実感が失われてしまうからです。小説は、「さてその10年後」とか、「彼の3代後」「2000年前」とか言って、一言であらゆる時間を短縮してしまうので、そういった表現には留意します。
 そうやって読むと、速度は5倍以上になります。これは、美容院など(限られた時間内)で、週刊誌を読むときなどにも大変有効です。たぶん立ち読みにもね^^ようするに、筆者の核心の伝えたい表現だけを、読むのです。
 日本では、和歌、俳句、詩など、短い言葉で全てを伝えようとする表現手法があるので、小説などはそれを膨らませるだけでも成り立ってしまうのではないかと思いますが、その膨らませ方に、著者のテクニックや遊び心、その他もろもろの楽しい表現がありますので、この飛ばし読みは、本来の小説の楽しみ方とはかけ離れた邪道なものです^^
 また、本稿のようなブログにも、あてはまりますな。ネット上の表現は、どんどん読み飛ばしてるもんな〜〜俺^^
ヾ(@^▽^@)ノわはは