バックハンドスライスドロップショット
まさに日本の誇るメジャーリーガー、イチロー選手がオールスターでMVP。それを決定付けた3打席目、オールスター歴史上初のランニングホームラン。1打席目は1,2塁間を鋭く抜けるシングルヒット。
で、私が注目したいのは、2打席目の、内野手とレフトの隙間にポトリと落ちたテキサスヒット。
その打席で見せたイチロー選手のバット・コントロールなのですが、それこそ彼の持つヒット量産の秘訣であると、私は考えます。
外角低めに逃げ落ちていくボールをバットに当てようと体勢を崩し、まさにボールに届こうとした瞬間、左手の力を抜き、右手一本のリードでバットに乗せるようにボールを捕らえる。ん??待てよ、この動作はどこかで見たことがあるぞ。
そう、テニスにおけるバックハンドのスライス打ちだ。ネット際に落とすドロップショット。
う〜〜ん、素晴らしいな。この打ち方はイチロー選手が幾度となく見せているので、意識的にやっているとしか思えない。
真ん中から内角の速球を引っ張る意識のあるときでも、外角に広いメジャーリーグのストライク・ゾーンに対応するために考え抜かれたバット・コントロールなのではないかな。
外角に落ちる球にはスライスで内野手の頭上を狙い、逆に外角高めに来た時は思い切り左手首を返してありえない程のトップスピンで下に叩きつけて、足でヒットにする。
パワーヒッターはそれとは逆に、内角球をいかにかわし、真ん中から外角の球を踏み込んで叩こうとする。
稀に城島選手のように、内角速球を体に巻き込むようにして引っ張る選手もいますが、あの打ち方も凄いね。
まぁ、口ではなんとでも言えますが、実際のプレーで表現するイチロー選手に、心から、ありがとうと言いたいな。
どんなにか海外で活躍する全ての人達に、勇気を与えた一日であったことでしょう。
ま、テニスではホームラン狙いの打ち方というのは、絶対にありませんね。
ワハハヽ(^▽^)人(^▽^)人(^▽^)ノワハハ
===終わり===