原油高 サブプライム ・・・

 アメリカから第二次世界大戦後、流れ込んできた消費文化。ロックやジャズ。ハリウッド映画。大リーグやバスケット。ブロードウエイ・ミュージカル。そして株式投資先物取引
 みんな素晴らしい輝きを放ち、日本全体に根強い憧れを植えつけた。
 それぞれの分野の現場で、アメリカのプレーヤー達がまさしく世界一と言えるプレーを見せてくれているのは、疑いの無いところだと思う。(全米オープンのタイガー選手は涙ものでしたね。)
 が、しかし。アメリカ国家という仮面を付けたとき、アメリカというその言葉から受ける印象が大きく変わってしまうのは、何故なんだろう。
 軍事力を背景にした傲慢さだけが目立ち、がんばってそういう国になるのを目指そうという憧れに結びつかない。かえってああいう風になっちまうなら、まぁ、後進国と呼ばれようが、独裁国家と呼ばれようが、仕方ないかと言う気にさえなる。
 醜悪ともいえた今回の大統領候補指名戦。大体、集会で支持者の熱狂を演じさせるというスタイル自体が、もう古すぎる気がする。これから本選が始まったら、もっと酷い感じを繰り返すのかね。
 押し付けがましい感じは、世界中のどの国も感じているんじゃないかな。

サブプライムローンてさ、そのネーミングの怪しさからいっても、とんでもない代物で、しかも格付け会社がさ、高い評価を付けて売ってたんだよね。アメリカ国民の不良債権を細切れにして世界中にばら撒いたわけだ。腑に落ちないのはアメリカ国内の金融、証券会社でさえ、ブタを掴まされてしまったとこだ。

 ってとこで、ここからは全くの推論だがね

アメリカの金融、証券界は、もう莫大な利益を上げろという顧客や株主の要求に対して、打つ手が無くなり、最後の詐欺的行為として、生き残り作戦を実行したんだ。ライバル社を出し抜く意味も含めて。
 で、世界中にブタを掴ませ、自分達も被害者だというふりをしてだぶついたオイルマネーを呼び込んで、ネット原油先物市場に他人のふりしてぶち込んでる。穀物先物市場も、おそらく似た様なもんじゃないかな。
 で、充分に産出国も潤わせ、配当も満足させた時、一斉に手を引くんじゃないかな。急に戦争やめたり、アメリカの産油を放出するという、うわさを流したりしちゃって。
 俺が良く聞いている文化放送の番組でちょこっと言っていたが、現在の原油高で迷惑しているのはアメリカを中心としたOPECから買っている国だけで、アメリカに敵対する国はもっと安く仕入れているらしいぞ。
 大体、産油量で今一番多いのはロシアで、他にもベネズエラなどOPECに加盟していない国は、政治的理由などを含めて、1バレル2、3、40ドルくらいで、アメリカに敵対する国に流しているらしいぞ。
 
 日本で今年サミットが開催されるが、そういった世界的嘘っぽいキャンペーンに何かの効力を期待してしがみつくのは、とてもまずいんじゃないかな。もう、古いよ、国内に与えるインパクト的に。

 日本の前首相が、外遊で出来もしない国外協力の約束をばら撒いて来てしまって、結局国内をまとめきれずに政権を放り出すという暴挙に出てしまったのは、
 どんなに政治に無関心な国民でも、忘れることの出来ない、恥ずべき出来事だったと、俺は思うぞ。
 それは、体調などで仕方なかったとしても、その後の国内政治的決着の付け方が非常に曖昧で、しかも驚いたことに、未だその人の発言が新聞などに影響力を持っていることだ。

おいおい、2世、3世など、親やお爺さんから基盤を受け継いだ議員。

頑張ってくれよ。頑張るなら、認めるぞ。

でなければ、確実に、俺の1票は、減らしてやる。(ちっちゃ〜〜い)

======おしまい======