桂枝雀 必見


古典落語でありながら、新作落語でもあるという、
師匠が目指しておられたであろうひとつの型が、この作品に結実。
俺が観た中では、これが一番好きです。
夢卵も好きだけど、俺、筒井康隆先生の、スプラッター・コメディー作品を思い出してしまう。
天才が目指すものは、神の世界であって、
突き詰めて考えてしまうと、
破滅を招いてしまうのか。
己の産み出した作品を常に超えようとすることは、
人間の限界を超えようとすることになるのか。
ありのままを受け入れることは、妥協なのか。
ホントに悲しい、笑いの世界。