まぁ、考え方は自由。

小室直樹先生の本を読み始めて、
自分が今生きている現実社会を考えると、本当に色々なことに納得がいく。
まず、日本は経済社会も、政治社会も、前近代的要素の多い社会なのだということ。
特に、財務官僚組織が第2次世界大戦時の軍事官僚組織的であることは、
疑いようがないのではないかというのが、
小室先生の本によく現れるし、そう思える。
経済も統制経済(軍事統制時と同じ)に近く、
近代資本主義経済とはかけ離れている。
ほぼ、旧ソ連社会主義世界なのだ。

この前、水道橋博士の番組をYOUTUBEで見ていたら、ホリエモンが出ていて、
検察の恐ろしさを実感できた。
その後のいろいろな特捜検察立案事件の顛末は、
み〜〜んな、よくご存知でしょう。
失敗の連続で、崩壊に近いのでは?
しかし、そういった手法でやられたら、普通の国民は抵抗のしようがない。

ある犯罪の匂いがあって、そこから捜査を始めて、やがて巨悪の根源を見つけてそれを罰するのではなく、
「こいつを犯人にする」という目標に従って捜査を始め、
証拠を集めたり、こじつけた証拠を造ったりして、ストーリーを完成させる。
一般人が考えている進行方向とは、真逆なんだね。

この手法と全く同じなのが、マスコミ。
記者が適当に街をうろついていたら偶然スクープ的現場に行き当たるなんてことは、
万分の一も、ない。
官僚であれ、政治家であれ、警察であれ、誰かのリークによって「こいつが犯人」という情報が与えられ、
取材(証拠集めや、証拠作成)を始める。
で、放送や記事にして、そいつを社会的に抹殺する。
税金を使う検察などの捜査は、失敗しても検察が名誉を失うだけで経済的なマイナスにはならないが、
マスコミはそうはいかない。
取材費を発生させる決定がなされれば、必ず行き着くところまで走り続ける。
みんなでよってたかって、悪人を造り上げられなければ大損失。だから、必死で煽る。

マスコミには逆の造り上げも、あるよな。
誰か子供でも、大人でも、ちょっと目立つ奴をみつけては、
徹底的に持ち上げて、ヒーローにする。
ヒーローが造りだせないと、CMつくれないから、そっちも必死。
今更メディア・ミックスなんて、本当にそんなことが通用するんだろうか。
テレビ制作の映画なんて、見る人の気が知れない。
テレビをみると、ほんとに馬鹿らしいというか、「馬鹿」に、されかねない。
「ヒーロー」「大悪人」というレッテル貼りをするのが、
マスコミの基本的な仕事で、
それ以外に全く存在意味は、無い。
最後に、これ

観て、どう思うかは、全く個人の自由。