言葉に出会う

以前から書いていることだが、
ネット上にアップされている評論、講演、トークイベント、講義などを
画面を見ずに音だけで聴き流して仕事をしている。頭が暇な時に限るけど。
特に、1時間以上の長いやつをピックアップしている。何故なら、短いのをいっぱい探すのが面倒だから。
保存して、MP3に変換してというのは逮捕される恐れがあるので、
お気に入りに入れて、流しっぱなしにしていることにしておこう。
あとは、もっぱら本を読む。小説も、学術書も、手当たり次第、図書館を利用している。

で、理解というには程遠いが、その中で最近出会った言葉を書きます。

「実情から引き出した事実ではなくて、状況に合わせた理屈に過ぎない。」
ロバート・パーカーの小説から。

「どうせ死ぬ事が解っていながら、人は何故生き続けるのか、その意味を考えるのが文学である。」
たぶん、大谷大学の講義からだと思う。語っている先生が、教えを請うた先生から受け継いだ言葉。
フランス文学・哲学の先生だったかな?

「賢者と知者は違う。」
これには説明がいるかも知れないが、確か大阪大学の学長の講義で出てきた言葉だと思うので、検索してみて下さい。
「はんだい」って、大阪大学でしたよね?

YOUTUBE検索ワードは、「評論」「トークイベント」「講演」「講義」「大学講義」「脳科学」などで、
その中から適当に選んで聴いてみて、面白かった人の固有名詞で検索。
で、関連のものを適当にサーフィンしてみて、また固有名詞を検索。

チャンネル桜や西部先生の番組も聴くけど、特に桜のほうは、疲れる。
話の内容は面白いのだけど、何というか、疲れる。番組の造りがそうさせてしまうのか?

一回聴いた話を再度聴くことは、ほぼ、無い。だって、いっぱいあって、一本が1時間を越えているので、
時間が足りない。
しかも、園生、志ん生文楽、枝雀、馬生、志ん朝、談志、米朝、各師匠の落語を繰り返し聴き、
広沢虎造の啖呵を聴き、
JAZZを手当たり次第に聴き、
カラオケで歌う為の最近の曲を覚えるまで聴き、
ギター練習用のチェット・アトキンスやトミー・エマニュエルや住出さんやイサトさんや押尾さんを聴き、
ああ、時間が足りんぞ。
落語は、寝ている間も聴いてることがあるぞ(ほぼ、毎日かぁ)(゜ー゜;Aアセアセ

ので、聴き流す中で、少しでも言葉が浮かび上がって自分に残れば、それで良しとしている。

また、その固有名詞を図書館の検索ワードにして、借りたりしている。

あ、その中に前野先生の本もあったし、
最近借りた中で面白かったのに、

電通の正体―マスコミ最大のタブー

電通の正体―マスコミ最大のタブー

なにを今更と思う無かれ、私はこういった本の存在や、著者のことなども、
こういった生活を始めるまで知らなかったのだ。

左翼、右翼などという考え方は無意味で、
「何が本当のことか」ということが大切なのだ。
これで、戦後の世の中がどうやって形成されてきたのか、
今現在、どうなっているのか、
本の内容が正しいとか、間違っているとかには関係なく、見えてくる。

当然のことではあるが、私がこういった生活を始めたのは、
おそらく震災が、かなり影響していると思う。

多くの人も、今、文学を必要としているのではないでしょうか。
生き続ける意味は、
私にも、あなたにも、
そして失った人や物にも、
必ずあるのだと、信じたい。
そうでないと、自分の存在が信じられなくなる。
どうしても、存在を肯定したいから。

あ、落語も、とても良いと思います。