WBC日本台湾戦

どっと疲れたというのが正直な感想だが、
しかし、非常に良い試合でした。
奇蹟のようなプレーが連発した。
敵も味方も、グラウンドに向かって祈りを捧げていた。
その結果は、仕方のない、偶然に近い何かによって、日本に傾いた。

日本の選手達への賞賛の前に、
台湾の選手達に、大きな感動を受けたことへの感謝を捧げたい。

皆さんは、
おのれのプレーに対し、又、味方の選手のプレーに対し、
更に敵の選手のプレーに対してさえ、
誇りを持つ選手ばかりでした。
敵・味方ではなく、
戦いによってもたらされる様々な事に、誇りをもっておられました。

王投手。ベンチの中で、必死に祈っていました。
打たれてさがってくる選手に、力を与えていました。
うつむくな、胸を張れと言っているように、思えました。

敵も味方も、
戦った相手への敬意を失わない、
本当のフェアプレー精神が、
この戦いで表現されていました。