星占い的恋愛論3

私は冥王星

初恋の人は、金星という一番星。

月のような女性と高校生の頃から10年以上お付き合いして、
一緒に暮らし始めてから1年を待たずして破局した。

そして現れたのが、今暮らしている神さん。

彼女は太陽。

疑いようが無く、彼女は太陽。

彼女は、栃木と茨城の区別がつかないそうだ。
漢字がとにかく苦手で、
特に名前などの漢字を電話で相手から説明されている時など、本当に困るそうだ。
例えば、「佐」という字の説明で、
「にんべんに、左右の左。」
と言われてもイメージが浮かばないので、仕方なく
「にんべんに、さゆうのひだり」とメモするそうなのだ。
そうやりながら、銀行でOL時代を乗り切ってきており、
専業主婦時代を挟んで、現在は中古機械ブローカーの中小企業で正社員として事務仕事をしている。
馬鹿にしているのでは、決して、ない。
知識の量と、頭の良さとは無関係だと私は考えており、
ある意味知識なんてものは邪魔になることもある。
私は彼女を尊敬している。

先代から受け継いだ2代目社長も、その弟である専務も、酒を飲まない。
なので新年会や忘年会など、とてもおざなりなものであったらしいが、
彼女が会社に入ってから2次会のカラオケスナックなどにも、社長や専務も顔を出すようになって、
盛大になってきているそうである。
彼女も酒を自分から進んでは飲まない。食べる専門である。
居酒屋などでも、最初から焼きおにぎりを注文しちゃうタイプだ。
1次会で金主が帰ってしまえばその後は割り勘になるので、
2次会に顔だけでも出してくれたほうが金銭的にはありがたい。

何故そうなったのか、私には理由がわかるのだ。
とにかく、場が明るくなる。恐らく、仕事場もそうであろう。
しかし彼女は、明るくしようとかそういった気遣いをしているのではないのだ。

月のような女性と付き合っていた頃の私は、燃え盛る太陽だったであろう。
月は燃え尽き、私も燃え尽きたと思っていた。

今は冥王星
そこにも充分に光は満ちる。
地球も、月も、一番星も、
太陽が美しく輝かせてくれている。
その全てを、いつも眺めていたい。

家庭や会社などの、一種閉鎖された人間関係の中では、
相手によって自分を変化させたほうが上手くいく気がする。
会社に2つの太陽があっては、周りはたまらない。
片一方の太陽は輝きを隠すか、
自分で系を創ったほうが良い。

4に続くか。。。。。