悪魔に魂を売る。くらいに旨い。

勤務会社の専務がどでかい馬券を当てた。
１００円ずつ３０通りの（３０００円買った馬券）のうち、最高倍率で決まったのだ。
１６番人気、１番人気、２番人気。これで、１００万を超えた。

１００円が、１００万超だね。

まぁ、宝くじみたいなもんだが、１００万円を超える現金が来たことには間違いが無い。

でね、浅草の高級焼肉店で奢ってもらったんだね、専務と社長を含めて５人の社員全員で。

４人前で１１０００円超の盛り合わせを頼んで、後は適当に頼んだんだがね、色々と。
勿論、その盛り合わせ皿も旨かったんだがね。

その後頼んだのが、和牛極上カルビ。一人前３０００円弱。
肉の旨さは、脂で決まるのだろう、たぶん。それがね、綺麗に散っているのね、その一片にね。

恐ろしいのが、友三角って奴だったね。見た目は極上のまぐろの中トロみたいな感じだったなぁ。
その皿にはわさびも付いていたが、焼いて、わさびね、それ最高。
俺は生肉を食いたかったんだが、売ってなかった。法律どおり。

極上和牛タン塩を食った時ね、俺は悪魔に魂を売りました。

ああ、神様、僕は罪びとです。

その焼肉とは別ですが、

もう一個、悪魔に身を売った食べ物がね、これ。

バケットを１センチくらいに切ってね、バターを適当にのせて、オーブンで少しこんがりくらいに焼いてね。
これ、かけるのね。

勿論、もらいものですがね、私の場合は。

悪魔的に、旨いんだね。

自分が金払うことを忘れるものを食べる時、悪魔に魂を売るのだが、
私はそれが好きだ。

神様、ゴメンナサイと言いながら、食べちゃうね。

ああ、もう一個、コールド・ストーンの、あれね。
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これは、ケーキだけども、
ジェラートがね、悪魔だね、ほんと。踊ってくれちゃったりするし。

スカイツリーの麓にあるショッピング・モールに入っちゃったんだよなぁ。

悪魔って、そんなに魂を受け入れてくれるのかな。

＝＝＝＝＝＝おしまい＝＝＝＝＝＝＝