創造しか、有り得ない。

人間がつかみ取った至上の能力。最初は単なる反復への疑問。
一個生み出してしまえば、後は発展あるのみ。
であるが、疑問を生み出す地点には大きな飛躍があったはずだ。

ただ、生きるのは、簡単なのだ。流れにまかせるままにしておけば、
生きられる分だけ生き、
枯れるように死に、
ただ、それだけ。大きな宇宙の仕組みそのままに、生きて、死ぬ。
悲しみも、喜びも、そこには、無い。

疑問を生み出す能力。疑問の発見ではなく、疑問を生み出したと言える。

子供たちは、
「それ、何?」
という疑問を、当たり前のように持っている。不思議ではないか?
ほぼ、生まれたときから疑問を携えているように、僕には思える。
子供の問いかけに、最後まで答えるのは非常に困難だ。
尽きることは無いのだ、問いかけは。

人間は考えるように生まれており、
考えなければいけない存在だとしか、僕には思えない。

過去の反復のみで生きている人は、改めるべきだ。
非常に乏しい努力なのかもしれないが。

過去の記憶全てを総動員して、
見えない未来に向かうしか、ないのだ。

それを、創造と、僕は呼びたい。