wavetone

採譜に興味のない方にはさっぱりとんちんかんな内容となりますが、
フリー・ソフトの紹介なので、これは開発及び配布者に感謝申し上げたい。
ギター曲の採譜は、実はそんなに難しいものではないが、だからといって簡単ではない。
ギターは物理的構造上、ストロークで6音しか一度には出ない。しかもストロークは、実は一度には出ていない。もの凄く速いアルペジオでしかない。
右手の構造上、5音までしか一度には出せない。しかも通常の曲に現われる和音は、4音までだ。
ピアノは一般的に言えば左右指の10音が一度に出るので、採譜は指数関数的に難しくなる。

このソフトは、ギター曲採譜には非常に有り難い。
僕は使いこなしてはいないが、
好きな地点に行ったり戻ったり出来て、音程を変えずにスロー再生が出来る。
もう、殆どこれしか使っていない。

スロー再生というのは、
ストロークでジャーンと弾いている部分が、ジャ。ラ。ラ。ラ。ラン。と聴こえるという意味だ。

解析データは視覚的にも表現されており、目標のその部分をクリックすると、ピアノ音が発音されると共に、
C4とかD2とか表示されるようになっている。左隅に、ピアノの鍵盤も表示されている。
つまり、コンピュータ上で、採譜できちゃう。こりゃ、有り難い。

コード表示も出来る。なんという素敵さなんだ。
フリーだなんて、ほんとに開発者には頭が下がる。

さて、音を拾いきれたといって、弾けちゃうことにはならないんだね、ギターは。
押さえが、あるからね。
同じ一音を出すのに3種類くらいはあるからね。
素敵だ、ギター。
ピアノは、一音に対して、一個。
でも、10本の指に対応して音が出る。

表現の細かさにおいて、絶対に敵わないなぁ、ピアノには。
でも繊細さは、ピアノにまさっていると思うな。
まぁ、俺はギター側の人間だからだな。

ああ、連休中に仕上がるかなぁ、今解析してる曲。
っていうか、明日も仕事なんだが。
あ、明後日も、明々後日も仕事だ。
も〜〜〜〜〜、てかそんなに休みがあると、かえって疲れちゃうから、それでいいんだけどね。

===========おしまい============