無駄使い?

一ヶ月程前のこと。
「車、買ったから。今から取りに行って来る。」
「へ?あ、そう。」

神さんと俺の会話。
このやりとりで、我が家における俺の立場をおわかりいただけよう。
国産の中古で、まぁ面白いとか何とか語ることの出来ない車だ。
駐車場も手配済みだそうで、なんだよ手回しがいいなぁ。
未だ俺はハンドル握っとらんぞ。色は白らしいが、姿見てない^^。

帽子を買った。
偶然、Eテレの「美の壺」という番組で麦藁帽子の職人を扱ってるのを見てしまい、
欲しくなっちゃったのだ。
あちこち歩き回ったが、どうも気に入ったものがない。
最後に、ここなら何かあるだろうと亀有のARIOに行って、
1階、2階と見て廻って、何だ、あんましないなぁと思いながら視線を上に向けると、
チラッと目に入った店。3階の端っこのほう。
うわ、なんかいっぱいあるぞ。
『帽子屋Flava』
店内の全ての壁一面に帽子がかけられている。
客は俺一人。お店の女の子と、あれこれ話しながら一時間ほどかけて女の子に選んでもらった。
壁にかかってる奴だけで、400くらいあるそうだ。壮観だぞ、それは。
10個くらいは試着した。
壁から、何か棒の長いやつでひっかけて降ろしてくれるのだ。



これは麦藁じゃない。
cotton 50%
linen 50%
面倒だからネットで買おうと思って探したんだけど、
帽子ってさ、写真じゃ買えないね。質感も、色も、わかんないもんね。
恐ろしいことに、値札が下がってないのよ、そこの店。
まぁ、高いといえば高いし、うーん、俺的には安くはないなぁ。
だいたい1万円前後だそうだ。
まぁいいんだ、買っちまったし。

もう勢いで、譜面も買った。
ずっと前から欲しかった、村治佳織さんのものだ。
本体2500円ね。どうかな、やっぱし高いかな。
譜面て不思議なもので、
開く前までが、一番楽しい。
開いちゃえば、当然、自分の技術力と向き合わねばならない。現実に引き戻されちゃう。
何としても、「一億の祈り」はものにしたい。
この一曲のために買ったんだし。

以上、無駄使いといえば、そうだ。

国立競技場がどうのこうのってマスコミがやかましいが、あれはアホの議論だな。
無駄に決まってるんだ、そんなもん。
お祭りすんのに、経済効果がどうのこうのとか、馬鹿言っちゃいけない。
盛大に無駄使いをすんのが、お祭りだろう。

無駄使いじゃないものなんて、あるかね?
生きてること自体、無駄だと言えなくもないだろう。
どうせ死んじゃうんだし。

使いたい奴は使えばいいんだし、そうじゃない奴は使わなきゃいい。

ただし、「嘘ついてるもの」をなるべくなら買わないほうが、精神的に良い。
その嘘を見抜く目は、持ちたい。

本当に欲しいものがあったなら、
真剣に願ってごらん。
向こうからやってくるよ。

こないならば、それは本当に欲しいものではないか、真剣さが足りない。両方だとも言えるけど。

そして、やってきたものは、大切にしたほうが、良い。
それは、あなた自身だからだ。