ブラフ
ブラフね。はったり。博打には絶対に必要な要素だ。
どうだろう、ただのはったり、要するに底が透けて見えるようなブラフなら、それは虎化脅しだ。
こけおどしという漢字は俺の造語かもしれない。
「虎が啼く、虎が啼く、虎が啼いては大変だ〜〜〜」
「黄金餅」という、志ん生十八番の落語に出てくる、和尚が唱えるお経のギャグだ。
虎が啼くと、マジでよその生き物がびびっちゃうんだそうだ。
俺、わかんなかったんだよね、落語で聴いたときは。何で大変なのか。
後で調べて解ったんだけど、ホントに虎が啼いたら皆がビビるのかどうかは、知らない。
では、俺が世界にブラフをしかけよう。
俺は、日本の首相だ。それは、ブラフでさえない、全くの嘘。
俺(首相)は、世界に宣言する。
「日本国は、世界の状況を鑑み、6発の、敵国発射感知迎撃システム附属の核弾頭付きミサイルを、
さる友好国より購入しました。
我が国より、先制的に、このミサイルが発射されることは決して有りません。
しかし、我が国に向かうことが明らかなミサイルを迎撃するだけでは無く、
それが核ミサイルだと想定されうるものであるならば、
必ず一発は撃ち返します。」
世界は、ブラフで成り立っていることが明らかになるだろうと、俺は思うね。
押し付けがましい奴らの鼻を、俺が明かそう^^。
全く、無理ですけどね^^。