ギターと、愛。
俺はギターを愛している。誰よりも、何よりも。誰にも邪魔されたくない。
まぁ、誰も俺を邪魔しようとする人は、いない^^。
村治佳織さんの譜面を買ったので、タブ譜に書き直している。
4mmくらいの方眼紙をエクセルで作って、A4で印刷したものに書き込んでいる。
1マス16部音符が基本で、書き込む。これ、結構便利な感じだ。
ギターを俺のように楽しむ方にはお勧めだ。
何か、パソコンでタブ譜作るソフトとか試したんだけど、俺は職人なので、手書きのほうが良い。
買った譜面は、五線譜で右指運指も左指押さえも解るように出来ている素晴らしい譜面で、
買ったかいがあったのだが、ギター用の五線譜を見慣れた人じゃなければ、弾きにくい。
写真は「一億の祈り」のもので、完成したから練習を始めている。
色々めんどくさい作業ではあるが、何でこういった作業をするのかというと、
村治さんが弾いている通りに、弾きたいからだ。
メロディの動きを止め、音の重なりをバラバラにする。
本来の音楽の楽しみ方とは、真逆だろう。
しかし、自分で弾いてみたいのだ。
弾いてみないと、村冶さんに、寄り添えない。
彼女の心の動きに寄り添う為には、一旦弾いてみる必要がある。
そして再び、彼女の演奏を、聴き倒す。朝から晩だけじゃない。寝ている時も、繰り返す。
そのように聴いていると、だんだん彼女が弾いているのか、俺が弾いているのか、
混ざってきて、彼女の動きのままに、自分が動いているような、
よく解らなくなってくる。
やがて、彼女が向き合っている孤独に、触れることができる。
そこまでくれば、いじいじと突き詰めてきたものから全部開放出来る。
俺が弾けているとか、ヘタだとか、全く関係は無いんだ。
この一連の俺の心の動きを基本にして、世界を見ることにしている。
それは、間違っていないと確信しているが、まぁ、怪しい^^。