ゴルゴ13の、さいとうたかおさん。

僕は、テレビ観るのは、まぁ、深夜のスポーツ番組はよく観るんだけど、
あとね、休日の前夜は、結構遅くまで観る。
つけっ放しだと、かみさんがやめてくれと言うのは当然なので、オフタイマーを1時間にセットして、
音はゼロにして、メチャメチャに廻しながら、観る事がある。寝ちゃうと、つけっ放しだからね^^。

一昨日かな、NHKの地上波側の、なんか、今はEテレという不思議な感じの放送をしているほうで、
いとうたかおさんと、うらぞえなおきさんかな、
漫画家という天才同士の対談番組に出合って、ついつい最後まで観てしまった。

ゴルゴ13は勿論読んでいたし、ヤワラちゃんも知っている。
でね、番組は、さいとうさんが描いている姿をとても丁寧に映しながら、
うらぞえさんが、その映像にコメントを加えながら、
さいとうさんと、うらぞえさんで、対談するという構成になっていた。
さいとうさんの、オフィスで。

まずね、さいとうさん。メチャメチャに、かっこいいんだ。
外見だよ。
ダンディーなんだよね。見た目が。
こりゃ、凄い。僕ね、目標を、さいとうさんに、定めたいくらいな感じだ。

さいとうさんは右でペンを振るうので、
左手に4、5本の太さの違うペンを持ちながら、
ゴルゴを描き込んでいく姿が、リアルタイムで放映されてた。
ホワイトを、火のついた煙草で乾かしたりね^^。

まさに、魔法のように、描き込まれていくんだけど、
彩色も、やってくれていたんだ。

いとうたかおさんは、まぁ、番組を観ていただくしかないんだけど、
コマ割とか、ネーム入れとか、
脚本読みとか、
チーム内の作業とか、
全部公表されていた。自分の姿も含めて。

多分、公表しなければ、失われてしまう作業だと、
ご自身が感じたからだろう。

まぁ、さいとうさんのチームが目指している方向は、
とんでもなくデカイということだ。

滅茶苦茶に、ハードボイルドで、僕は憧れた。

人生の方向として、
真似は僕には不可能だろうけど、
方向は、真似できる。出来る、出来ないではなく、方向だ。