言葉

言葉以前に、逆戻りしてみる。

言葉とは、何を示すものなのか。

言葉以前の、既にあった何かに対してつけた名前ではないか。

既にあった何かは、果たして名前をつけられるほどはっきり分かれているのだろうか。

僕は、色々考えてみたけど、
言葉の作用を疑わずにはいられない。

はっきり分かれているものでもないものに仮につけられた名前で、
言葉で何かわかることなどは無いと考えたほうが、自然に思える。

全てがひとつだと考えたほうが本来の姿で、
ばらばらに見えているのは、僕の勘違いだろう。
誤解と言ってもいい。

言葉とは、ばらばらにする作用のことで、
言葉だけでは何事も生み出さないし、何事とも繋がらない。

静止している言葉と言葉をつなげて運動に変えたとき、
リズムが生まれる。

ビートにのって踊れるのは、
鳥と人だけだそうである。鳥は、恐竜と名前がついていたことがある。
あ、鯨も、地球規模の広い世界でビートを伝えられれば、
踊れるのだそうだ。

と、ある研究者が言っておられたので、
とても素敵な考えだなぁと思ったけど、

石ころがビートにのっていて、何か悪いか^^。
と、僕には思える。