ゼロ

自分は無価値。=0。イコールゼロ。
その現実に耐えられる人は、偉い。基本的に。

ただ、僕としては、価値ゼロでは悲しい。
価値と思い込んでいるものが、実はマイナスの価値であったとしても、
0.1、或いは、−0.1でも良いから
僅かに違いを求めたい。

ゼロは、いっぱい集めてもゼロ。
0.1ならば、10集めれば、1になる。

ホントは、僕は1も、−1も、ちょっと超えたい。

自分が0の場合、相手が1以上の価値を持っていても、
掛け合わせると0になってしまう。
0以外であれば、プラスでも、マイナスでも、
掛け合わせると、何かしらの変化が生まれる。

プラスとマイナスの世界も、とても不思議だ。
マイナスとマイナスを掛けるとプラスだと言われている。
プラスとプラスはプラスで、
プラスとマイナスは、マイナスなのだと。

乗除の世界は、とても不思議なものだと僕には思える。

1も、ホントはもうちょっと離れたい。
1と1では、足せば2になるけど、掛けると1のままだ。
1を離れて、
自分自身が1.1ならば、可能性が広がる。
掛ける相手が1でも、自分が1.1のままで、相手は1.1になる。
変化がうまれる。それでもいい。
お互いが1.1以上ならば、更に面白い。

自分自身が0だと、自分に何を掛け合わせても、相手も自分も、強制的に0になってしまう。
なので僕は、自分自身が0だと、少し悲しい気がする。

桁が変わると、更に面白い。
0.1×0.1=0.01
加減の世界では僅かなのかもしれないが、
乗除の世界では劇的な変化がうまれる。

以上をふまえて、人に戻すけど、
ゼロは、駄目な奴。
1は、普通の人。
1.1からが、面白い人。

ゼロは、駄目な奴。
−1は、やばい人。
−1.1からは、危険な人。

小数点以下、同じように、整数以上の桁数を気にする人。
それは、僕にとっては素敵な人だ。

くどくど記述してきたけど、
ゼロからの距離に、価値を見出す人。
ゼロそのものに、価値を見出す人。ゼロは、駄目な訳では無いだろう。
もう一つ、虚数の価値を見出す人。

この3人に、憧れる。
虚数なんて、全く僕には見えない世界を、自由に泳ぎまわる人がいる。
素敵に、決まっている。