戦争のない世界

何故戦争になるのか、理由は簡単だ。
誰かが、「戦争せよ。」と、戦士に命令するからだ。
では、戦争をやめるのは、簡単だ。
命令に、戦士が従わなければ良いだけだ。

しかし、命令に従わなければ、味方の戦士に撃たれるだろう。
実は、戦士が味方を撃つのも、誰かの命令だ。

戦士全員が命令に従わないとき、
究極的には、最初の命令をした本人が、従わない戦士全員を撃つしかない。
まぁ、全員を撃ってみたまえ。
命令した人は、本当の孤独を味わうことになる。

戦士個人は、実は巨大なパワーを持っている。
しかし、戦士個人同志が結びつくことは難しい。

戦士全体が一斉に命令に従うことを放棄することが出来ないように、
巧妙に分断されているのだ。

戦士という言葉に、国民という言葉を当て嵌めても良い。

国民は、命令に従うことを放棄できないように、
巧妙に分断されている。

国家が要求するのは、
いつも命令に従う国民だ。
民主主義とか、独裁とか、関係なく。