ギター用五線譜、またはTAB譜について。

ギター用譜面について興味の無い方、又は何かの曲のタブ譜を紹介するページではないので、
それを期待する方は素通りしてください。

一般的なピアノ譜のような、音符だけが書かれた5線譜を見てギターを弾くのはかなり辛い。
なので、ギター用の5線譜には音符の近く等に、様々な記号が書き加えられている。

左手運指記号。開放=0、人差し指=1、中指=2、薬指=3、小指=4。あれ?、親指どこに行ったんだ?
クラッシックギター曲では、左手親指は弦の押さえとしては考えられていないようなので、
譜面によりオリジナルな記号が使用されていると思うが、あまり見ない。

右手運指記号。親指=p、人差し指=i、中指=m、薬指=a、小指=ch。

弾く弦の指定記号。6弦から○の中に6、5、4、3、2、1。

ポジション(フレット位置)記号。五線譜の上部に、C1¬(C1の位置から¬の終わる位置まで1フレットを基準に左手を運指する)のように、1〜19と、フレット位置が指定される。セーハ位置でもある。数字はローマ数字表記。

てなことを考えながら最初は弾くのだけど、結構考えないと弾けないぞ。

なので、俺は仕方なくそのギター用5線譜を見て弾きながら、
タブ譜に手書きで書き換えてから、練習を始める。

タブ譜というのはギター専用に考えられた譜面なので、
簡単な曲ならば初見で結構いける。
面倒なのでタブ譜の説明は省くが、
ギターの構造に合わせて6線譜なので、
例えば最下部の線上に5と書いてあれば、6弦の5フレットを押さえなさいってことだ。開放は0。

ってかね、もう、タブ譜でいいじゃんて、俺は思うんだね。

ギターは構造上、ノーマルチューニングならば、例えば1オクターブ上のG(1弦3フレット)と同じ音程を、
2弦8、3弦12、4弦17フレットで出せる。
5線譜では、ややこしいんだ。

タブ譜に慣れちまえば、五線譜の音符が無くても音程は見えるよ。

まぁ、両方とも読めたほうがいいけどね。

更に、5線譜の基本的な繰り返し記号みたいなもの(ダルセーニョ等)もあるので、
まぁ譜面というのはややこしいけど、
めんどくさがっていては理解しづらいし、
譜面を否定すると、かなりまわり道を覚悟しなければならない。
それでもいいんだけどね。
どの道、弾けるようになるには時間はかかるんだし。天才でない限り。

人生と一緒だ。